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2011.04.24

小説:八日目の蝉(中公文庫)/角田 光代著

切ない話でした。読んでてずーっと眉間にしわが寄っていたような気がします。ほんとにやるせない話でした。でも、どこかで二人には、二人で幸せになってほしいなって思いました。血がつながっていない親子なのに、ホントの親子のようでした。

映画が公開されるみたいで、観てみたいです。とくに予告で観た永作博美さんの演技が良くて、観るたびに泣いてしまいそうになってます。

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。
(裏表紙より)

角田 光代著

2011年15冊目

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2011.04.17

小説:忍びの国(新潮文庫)/和田 竜著

面白かったです。『のぼうの城』よりも好きです。たまに注釈が入る理由もわかりました。作者なりに気を遣ってるのですね。でも、それならば、もっとフィクションに近づけた方がいいかなって思いました。ところどころの忍術はリアリティがあって良いのですが、たまに絶対嘘だろって思えるものもあってちょっと「これはないわぁ〜」って思ってしまいました。

裏表紙を見て思ったのですが、無門が主役だったのかな?大膳とか文吾とか主役級の人がいっぱい出てて、群像劇っぽかったです。楽しませていただきました。

時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた——。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。
(裏表紙より)

和田 竜著

2011年14冊目

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小説:文庫版豆腐小僧双六道中ふりだし(角川文庫)/京極 夏彦著

Amazonのリンクはカワイイ表紙になってます。映画が公開されるみたいなので、そのようになってるんでしょう。話は全然違うみたいです。僕としては前の表紙の方が好きだな。

話はなんだか間延びしてるようで、読みにくくて、そんなに面白くなくて、読むのに大変苦労しました。最後の100ページくらいは面白かったですが、そのほかはあんまりでした。ところどころ京極作品らしさはあるんですが、やっぱりもっと陰鬱な方が好きなのかもしれません。

江戸郊外のとある廃屋に、いつのまにやら棲みついていた1匹の妖怪、豆腐小僧。豆腐を載せた盆を持ち、ただ立ちつくすだけの妖怪である自分は、豆腐を落としたとき、ただの小僧になるのか、はたまた消えてしまうのか—。思い悩んだ小僧は、自らの存在理由を求めて旅に出る!軽快な講談調で、小僧が出会う鳴屋や死に神、鬼火との会話の中から現れてくる妖怪論。妖怪とは、いったい何なのか?妖怪入門としても必読の痛快作。
(裏表紙より)

京極 夏彦著(大極宮)

2011年13冊目

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