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2010.05.07

小説:ボトルネック(新潮文庫)/米澤 穂信著

ボトルネックとは、管理会計から出てきた言葉ではなかったか。わかりやすく書いてある本だとゴールドラット博士の『ザ・ゴール』かな?話をそらすが、この『ザ・ ゴール』の日本語版が出たのが最初に出版されてから約25年後だった。なぜかというと、日本の競争力が驚異的であり、これを知られると、また日本に優位に立たれるから。ということを聞いたことがある。ホントかどうかはわかりませんが。

さて、話をもどそう。この小説が何故『ボトルネック』という題名なのか、読んでいてよくわからなかった。話の中に"ボトルネック"になっているモノが出てくるが、それもなんとなくしかわからなかった。読み終わると、なるほど、ボトルネックが意味するモノがわかってくる。

主人公の立場になったとき、僕はどう思うか。僕は主人公のような複雑な環境に育ってない(と思う)ので、劇的な変化はないと思うが、やはり、複雑である。通常の生活をしていれば、知ることがなかったことを思い知らされるのは怖いことだと思う。

亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した……はずだった。ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。
(裏表紙より)

米澤 穂信

2010年19冊目

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