楽園(下)
読み終わりました。
面白かったです。やはりというか、すごかったです。こういう言い方は良いのかどうかわからないけど、土井崎夫妻がなぜ長女を殺害してしまったのか、がわかったような気がします。それにしても壮絶でした。いろいろな家族が出てきますし、大小はありますがどの家族も問題を抱えています。現実の家族も同じように問題を抱えているのだと思う。
16年前、土井崎夫妻はなぜ娘を手にかけねばならなかったのか。等はなぜその光景を、絵に残したのか? 滋子は二組の親子の愛と憎、鎮魂の情をたぐっていく。その果てにたどり着いた、驚愕の結末。それは人が求めた「楽園」だったのだろうか——。進化し続ける作家、宮部みゆきの最高到達点がここにある! (裏表紙より)
宮部 みゆき著(大極宮)
2010年12冊目
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