2006.12.18

硫黄島からの手紙

『父親たちの星条旗』の記事と同じく祖父の話ですが、小学生の頃、大掃除していたときに出てきた、祖父が戦地から送ってきた手紙というものを見せてもらったことがありました。その頃は「戦争=人殺し=怖い」と考えていたので、どんな内容なのかとかちゃんと見てませんでした。検閲があったみたいで、手紙の文面に墨で黒くなっていたところがあったのを覚えています。

説明はいらないと思いますが、この映画は、第二次大戦中の硫黄島の戦いを米国側,日本側から描いた作品のうちの日本側から描いた作品です。『父親たちの星条旗』に使われていたシーンも幾つか出てきました。

この映画を観て、戦争というものがどんなに悲惨なものなのかがわかります。敵を憎んだとしても、その敵にも自分たちと同じような家族がいる。そういったことを考えなければ、敵を憎むことができるが、もし自分と同じような境遇であることがわかれば、憎む気持ちも薄らぐのだろう。

監督:Clint Eastwood
出演:渡辺 謙, 二宮 和也, 伊原 剛志, 加瀬 亮, 中村 獅童, 松崎 悠希, 裕木 奈江
上映時間:141分
URL(日本語):http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
URL(英語):http://iwojimathemovie.warnerbros.com/

2006年43本目

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2006.12.15

手紙

今年、一番泣いた映画でした。ただ泣くのではなく、映画館で嗚咽が漏れそうになるくらい泣きました。こんな事は、『サトラレ』以来かもしれません。

これから、原作を読むところです。なので、この映画は観なくてもいいかな、と思っていました。ちょうど今日がメンズデーで¥1,000円だったことと、映画の上映開始時間が僕の都合が良い時間だったので、暇つぶし程度の軽い気持ちで見に行きましたが、良い映画を観せて頂きました。

沢尻エリカのかわいいこと。もう、あんな子に惚れられたらたまったもんじゃない。なんで、僕の近くにいないのか。それが残念。とくにリンゴを渡した後の「よしっ!!」は特にかぁいかったぁ〜。

沢尻エリカの可愛さだけではありません。僕を泣かせた、最後の場面。あれは、ほんっっっとに泣ける。もう、言葉にできない。

監督:生野 慈朗
原作:東野 圭吾
出演:山田 孝之, 玉山 鉄二, 沢尻 エリカ, 吹石 一恵, 尾上 寛之, 風間 杜夫, 杉浦 直樹, 田中 要次
上映時間:121分
URL:http://www.tegami-movie.jp/

2006年42本目

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2006.12.10

武士の一分

昨日、レイトショーで観ました。

「木村拓也が出演している」という条件だけで観た人の方が多いような気がする。

たそがれ清兵衛』,『隠し剣 鬼の爪』に続く藤沢周平シリーズ三部作の完結編だそうです。完結編なんて言わずにどんどんつくって欲しいですが、三作で終わるというのが好きなのでしょうかね。

良い映画だと思います。脚本も木村くん向けにしてあるのかな?とか思いました。壇れいさんが綺麗で驚きました。TVで観たときは現代の服を着ていたのでそんなでもないと思っていましたが、時代劇の格好の壇れいさんは凄まじく綺麗でした。

以前(2004年10月5日)書いた記事に、『隠し剣秋風抄』の「盲目剣谺返し」の最後が良い、と書きましたが、その良さが映画では出てませんでした。そこが少し残念です。なぜ、その良さが出ないかというと、映画は映像で写ってしまうからです。本を読む分には、どのような場面かを想像しながら読むので、絵も音もありません。それで、「盲目剣谺返し」の最後が、感動的になるのです。

もし、映画を観て、感動した方がいたら、原作も読んでみてはいかがでしょうか?50ページもない短篇ですので1時間もあれば読めるかと思います。

TVで、公開の1週間くらい前でしょうか、この映画の紹介をしていて、「こんなに苦労して撮ったのですよ」ということをアピールしていましたが、そもそも、そんなことを監督や出演者はアピールしてほしいのでしょうか?作ってる人はプロなのだから、難しいことを簡単にやっているように観てほしい、とは思わないだろうか?

監督:山田 洋次
原作:藤沢 周平
出演:木村 拓哉, 檀 れい, 笹野 高史, 小林 稔侍, 赤塚 真人, 綾田 俊樹, 緒形 拳, 桃井 かおり, 板東 三津五郎
上映時間:121分
URL:http://www.ichibun.jp/

2006年41本目

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2006.11.13

DEATH NOTE -デスノート- the Last name

『前編』を観て面白かったので、これも観ないと、と思い観に行きました。

なかなか、面白かったです。人の名前が、すごく変わっていて違和感があるのは、現実にいる人に不快感を与えないためなのかな?とも思ったのですが、高田清美なんて現実に居そうだし、どういった理由に寄るのかよく分かりませんでした。

頭脳戦というと、なんだか知的な感じがしますが、それが人を殺すため、というのはなんだかもったいないというか、そこまでしなくてもいいんじゃない?という気がします。

最後にもう一ひねりあるのかな?なんて思いましたが、ありませんでしたね。例えば、実はDEATH NOTEの切れ端が存在してて、それに触って……、とか。

現実には、DEATH NOTEはないし、死神もいません。でも、死神の話はよくありますね。落語にもありますし。よくわからないもの、理解しがたいものを幽霊や妖怪の所為にしたりしますが、死神もそのような論理で作り出されたものなのでしょう。

この映画を観終わったので、ようやく原作を読むことができます。でも、まだまだオークションでは高いですね。マンガ喫茶でもいいかなぁ。新潟市の万代にある献血ルームにはなかったよなぁ。

監督:金子 修介
原作:大場 つぐみ
出演:藤原 竜也, 松山 ケンイチ, 戸田 恵梨香, 片瀬 那奈, マギー, 上原 さくら, 中村 獅童, 池畑慎之介, 藤村 俊二, 鹿賀 丈史
上映時間:140分
URL:http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote/

2006年40本目

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2006.11.06

木更津キャッツアイ ワールドシリーズ

木更津キャッツアイ 日本シリーズ』からもう3年も経っているのですね。月日の流れは早いもんだ。

ワールドシリーズの名にふさわしく、国際的(?)な始まり方です。キャッツらしいです。でも、なじめない人は多いのだろうなぁ。TVシリーズを観ていなかったら、馬鹿みたいに騒いでいるだけだと思うのかもしれない。僕もTVシリーズを観てなかったら、見に行こうなんて思わなかった映画だし。

それにしても、クドカンの脚本は良いです。要するに言葉の選び方がとても言い。要するに好きです。

DVDが『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』との2巻セットになったら買うかもなぁ。

監督:金子 文紀
脚本:工藤 官九郎
出演:岡田 准一, 櫻井 翔, 酒井 若菜, 岡田 義徳, 佐藤 隆太, 塚本 高史, 阿部 サダヲ, 山口 智充, ユンソナ, 栗山 千明, MCU, 橋本 じゅん, 高田 純次, レッド吉田, 古田 新太, 森下 愛子, 小日向 文世, 薬師丸 ひろ子
上映時間:131分
URL(日本語):http://www.tbs.co.jp/catseye/

2006年39本目

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2006.11.02

父親たちの星条旗

映画の日ということで観てきました。最近はメンズデーという男性も割安で観ることのできる日もできて、メンズデーか映画の日に観ることにしています。

少し前に、僕の亡くなった祖母の弟の方(続柄をなんと言えばよいかわからない)から、祖父が戦争に行ったときの話を聞いた。祖父は軽機関銃を任されていたとのこと。それで、軽機関銃を敵に向かって撃つと、バラバラと人が倒れていくのが見えたそうです。その話をしながら、「あんなに人をたくさん殺したんだから、長生きしないだろう」と言っていたそうです。

この映画を観ていたときに、上の聞いた話を思い出しました。この映画は、この絵の元となった写真がきっかけとなって起きた事柄を描いています。写真の裏に隠された真実は置き去りにされ、写真に撮られた兵士たちは政府の思惑に翻弄されます。

映画の最後に出てくる言葉が象徴的です。
でも、戦争を知らない,戦争に行っていない人から見たら、兵士は全員がヒーローと思うのは間違いではない、とも思う。

原題:Flags of Our Fathers
監督:Clint Eastwood
出演:Ryan Phillippe, Jesse Bradford, Adam Beach, John Benjamin Hickey, John Slattery, Barry Pepper, Jamie Bell, Paul Walker, Robert Patrick, Neal McDonough, Melanie Lynskey, Thomas McCarthy, Chris Bauer
上映時間:132分
URL(日本語):http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
URL(英語):http://www.flagsofourfathers.com/

2006年38本目

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2006.10.21

レディ・イン・ザ・ウォーター

この映画はなんといったら良いのだろうか?おとぎ話、というのはわかる。

でも、おとぎ話というには違和感がある。

何故か。

舞台が現代だからだ。

アニメにしたら、まだそんなにおかしくはない。宮崎駿が同じような映画を作ったら、絶賛されるかもしれない。

それを実写でやる、今まで観たことがないから違和感を感じるのだろう。ある意味、実験映画といっても良いかもしれない。

楽しめたかどうかというとそんなでもなかった。
それにしても、監督出過ぎです。

原題:Lady in the Water
監督:M. Night Shyamalan
出演:Paul Giamatti, Bryce Dallas Howard, Jeffrey Wright, Bob Balaban, Sarita Choudhury, Cindy Cheung, M. Night Shyamalan, Freddy Rodríguez, Bill Irwin, Mary Beth Hurt, Noah Gray-Cabey, Joseph D. Reitman, Jared Harris, Grant Monohon, John Boyd
上映時間:110分
URL(日本語):http://wwws.warnerbros.co.jp/ladyinthewater/
URL(英語):http://ladyinthewater.warnerbros.com/

2006年37本目

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2006.10.01

フラガール

期待していた映画でしたが、まさかココまで楽しめるとは思っていませんでした。何度、涙が流れたことか。こんなに泣いたのは、久しぶりです。『ジョンQ』以来のような気もします。DVDは即買ってしまいそう。しかも、特別版の高い奴。
しずちゃんとか、ちゃん演技できんのかな?なんて観る前は思っていましたが、静ちゃんの演技で泣くことになるとは思いませんでした。

常磐ハワイアンセンター(現在のスパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた人達の物語です。フラとか、ハワイアンセンターのような娯楽施設には全く興味は無かったのですが、この映画を観たら、ちょっと行きたくなってしまいました。

フラというダンスは、身体の動きがスゴイです。上半身は動かさずに腰をあれだけ振るとはスゴイ技術だと思いました。

監督:李 相日
音楽:ジェイク・シマブクロ
出演:松雪 泰子, 豊川 悦司, 蒼井 優, 山崎 静代, 池津祥子, 徳永 えり, 三宅 弘城, 寺島 進, 志賀 勝, 高橋 克実, 岸部 一徳, 富司 純子
上映時間:120分
URL:http://www.hula-girl.jp/

2006年36本目

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2006.09.25

X-MEN:ファイナル ディシジョン

原題もFinal Dicisionかと思ったら、違いましたね。

この映画は、どうも予告に引っ張られて見に行く傾向にある。予告を観ると面白そうで、でも、本編を見ると面白くなくて、というものでした。

でも、これは楽しめました。めちゃめちゃ金掛かってますね。ゴールデン・ゲート・ブリッジをあんな風にしてしまうのだから、これはサービス以外のナニモノでもない。最後もなんだか、次があるのか?って思わせるものだったし。

これで、主人公(Wolverine)の髪型がもっと普通だったら、よかったのに。Ellen Page(壁をすり抜ける子)がとっても可愛かったので、これだけでも観て良かったと思いました。

原題:X-Men: The Last Stand
監督:Brett Ratner
出演:Hugh Jackman, Halle Berry, Ian McKellen, Famke Janssen, Anna Paquin, Kelsey Grammer, Rebecca Romijn, James Marsden, Shawn Ashmore, Aaron Stanford, Vinnie Jones, Patrick Stewart, Ben Foster, Ellen Page
上映時間:105分
URL:http://www.x-menthelaststand.com/

2006年35本目

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2006.09.17

UDON

讃岐うどん。本場で食べたことはありません。渋谷にある「はなまる」という店と、池袋にあるデパートの上の方の階にある讃岐うどん屋(名前は忘れた)で食べたことがあります。コシがあってとても美味しかったです。

子供の頃から、温かいツユに入っている蕎麦は嫌いで、蕎麦と言ったら、ざるかもり。饂飩は温かくても冷たくても何でも大丈夫でした。立ち食いそば屋に行っても、必ず饂飩。というくらい、蕎麦と饂飩なら饂飩が好きでした。

でも、讃岐饂飩は本当にうまい。「はなまる」であれだけ上手いんだから、映画の舞台、饂飩の本場、讃岐では、本当に美味しいのだろうなぁ。行ってみたいなぁ。と思いました。

映画もなかなか楽しめました。DVDを買うような気がします。でも、UDONフェスティバルのときのキャラクタは、本広監督のときにいつも使われるものと顔が同じなので、あれにはうんざりしました。

豪華な脇役も出ていて、その辺も楽しめました。「あの映画」のキャラクタも出ています。「あの映画」では、あの馬鹿さ加減が鼻につきましたが、この映画では良い具合です。

監督:本広 克行
出演:ユースケ・サンタマリア, 小西 真奈美, トータス松本, 鈴木 京香, 升 毅, 片桐 仁 , 要 潤
上映時間:134分
URL:ttp://www.udon.vc/

2006年34本目

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香川県って、瀬戸内海気候(だったでしょうか?)で、雨が少ないから、ため池がいっぱいあるのでしょうかね?

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